フォレスターはSUBARUが製造・販売しているミドルサイズのクロスオーバーSUVです。初代フォレスターが誕生したのは1997年で、現在販売されているモデルは5代目となります。
そして2023年11月にはロサンゼルスオートショーで6代目となる新型フォレスターが発表されました。しかし、ネット上では「新型フォレスター ひどい」といった否定的な意見が多く見られます。この酷評の理由について興味を持っている方もいるでしょう。
新型フォレスターが「ひどい」と酷評される理由とは?
今回は新型フォレスターがなぜ酷評されているのか、その理由や性能について詳しくご紹介します。購入を検討している方には、参考になる情報かもしれません。新型フォレスターは果たして「ひどい」のか?
新型フォレスターは2024年に北米での販売がスタートし、その後ヨーロッパなどでも販売される予定です。フォレスターは「どこにでも行ける、どこでも使える」というSUVの基本価値を持つ正統派SUVであり、北米ではSUBARUの最量販モデルの1つとして260万台以上も売れています。
多くのファンを持つ車種ゆえに、フルモデルチェンジに対する期待も高かったはずですが、一部のファンからは「ひどい」「がっかり」といった意見が出ています。しかし、一方で現行モデルから大きく変化したフロントデザインに対しては「かっこいい」という好意的な見方もあります。
新型フォレスターが「ひどい」と評される3つの理由
なぜ新型フォレスターが「ひどい」と評されてしまっているのでしょうか。その理由を、現時点で分かっているデザイン、燃費、エンジンの3つの視点からそれぞれ詳しく説明していきます。もし気になる方がいれば、新型フォレスターがなぜ酷評されているのかを詳しく知るためには、Subaru of America, Inc. 公式サイトをご覧ください。
1. デザインに対する反応
デザインに関する反応が多いですね。具体的には、現行モデルと新型モデルのフロントマスクの違いに対する不満が目立ちます。以前のコの字型ライトのデザインが失われ、代わりに左右のヘッドランプを繋ぐ太いラインが特徴となっています。SUBARUのファンからは、このデザインがSUBARUらしくないと受け入れがたいという声が挙がっていますね。
さらに、他メーカーの車との類似性についても指摘があり、確かにFordとの類似性が見られます。Fordは北米市場で人気の車種ですので、アメリカの車に寄ったデザインになっている可能性も考えられます。
新型モデルは車体も若干大きくなっており、日本の狭い道での取り回しを心配する声が多く聞かれます。
2. 燃費面での不満
燃費面でも、フォレスターの性能に対する不満の声が多く寄せられており、ライバル車と比較しても見劣りする数字となっています。エンジンや駆動方式によって異なりますが、主なライバル車との燃費を比較すると、新型フォレスターはまだ改善の余地がある印象です。
3. エンジンの安定性への懸念
北米仕様の新型フォレスターには水平対向の2.5Lエンジンが搭載されており、日本仕様では1.8Lターボエンジンと次世代e-BOXERが設定される予定です。
フォレスターのエンジンについて言及しますと、2.5L、1.8L、2.0Lといったエンジンユニットの変更が頻繁に行われ、安定性に欠ける印象を受けることがあり、不具合があるのではないかという不安の声も多く見受けられます。
新型フォレスターのデザインに対する評価
新型フォレスターに関しては、デザインについての口コミや評判が注目されています。多くのユーザーがそのデザインに「かっこいい!」という魅力を感じ、高い評価を与えています。以前のモデルがコアラのような顔つきで不評だったため、フロントマスクのデザインが一新されたことに対して、多くの好意的な意見が寄せられています。
ただし、一方で新型フォレスターには批判的な声もあります。特に、SUBARU車のファンからは、フォードやトヨタ車に似ているとの感想が寄せられ、SUBARUならではのデザインが感じられないと不評を買っています。また、内装に関しては、特にアナログメーターの古臭さが指摘されており、ダサいと酷評されることが目立っています。
新型フォレスターのスペック
新しいフォレスターのスペックは以下の通りです。
- 車体のサイズ:全長4,655mm×全幅1,830mm×全高1,730mm
- ホイールベース:2,670mm
- アルミホイール:19インチ
- 駆動方式:4WD(シンメトリカルAWD)
- 乗車定員:5人
- エンジン:水平対向4気筒2.5L
- トランスミッション:7速マニュアルモード付CVT(リニアトロニック)
- 燃費:1.8Lターボが13.5km/L、2.0Lハイブリッドが18.0km/L
- 車両価格(予想):約330〜420万円
新しいフォレスターはSUVのファミリーカーとして人気がありますが、7人乗り仕様は現行モデル同様に5人乗りのみです。次世代e-BOXERを搭載することから価格は上昇する見通しです。フォレスターは高い走破性と安全性が特徴で、AWD方式による高い走破性や安全性能の高さから北米を中心に人気を博しています。
しかし、購入をおすすめできない条件もあります。例えば、オフロードを走らない地域や雪の降らない地域ではこの高い走破性を生かしきれないかもしれません。また、小さなお子さんや高齢者が乗車する場合には、乗り降りが難しい場合もあるかもしれません。
新型フォレスターの魅力
Subaru of America, Inc.公式サイトでは、新型フォレスターの魅力について以下の3つが挙げられています。
- パワフルな性能と難所の走破能力:最新の水平対向エンジンを搭載し、シンメトリカルAWDシステムにX-MODE制御システムが組み合わさっており、走行中の静粛性や安定性に優れています。さらに、この車は高い走破性も有しており、あらゆる道路や地形に対応可能です。
- 高度な安全性:アイサイトシステムを採用しており、衝突回避性能や事前安全機能において高い評価を獲得しています。
- コストパフォーマンスに優れている:他の競合車種と比較した際、価格帯は手ごろでありながら、性能や装備の面で高いコストパフォーマンスを誇っています。同様な4WD車種と価格を比較すると、フォレスター(現行)は306.9万円から、RAV4は316.9万円から、エクストレイルは375.98万円からとなっています。
新型フォレスターはどんな人におすすめ?
- オフロードを愛する方や燃費よりもSUVとしての走破性や走行性能を求める方に特におすすめの車種です。
- また、手ごろな価格でミドルサイズの本格的な4WD SUVを手に入れたい方にも最適です。
- 5人が快適に乗車でき、3~4人家族でアウトドアを楽しむ方にもおすすめです。
- 最新のフルモデルチェンジで、外観デザインが大きくアップデートされました。口コミでも頻繁に言及されていますが、まるでアメリカ車のような洗練されたスタイルに生まれ変わりました。
- 外国車のデザインを信頼できる日本車で体験したい方にも、新型フォレスターはおすすめです。
四駆車「新型フォレスター ひどい」と思われそうな質問4選
- スバルフォレスターの次期モデルの発売時期は?
→2023年11月にロサンゼルスで披露された6代目フォレスターの日本版フルモデルチェンジが予定されており、販売は2025年以降になる見込みです。 - フォレスターの燃料タンク容量で何キロくらい走れますか?
→現行モデルのフォレスターは燃料タンクが48リットルですので、最も燃費が良い場合、満タンで672キロ程度走行可能です。
現在の自動車市場では、走行距離は道路の状態や運転方法によって異なりますが、通常は最低でも400km程度は走れることが一般的です。新型のフォレスターは、従来のモデルよりも燃費が改善されているため、さらに長い距離を走行することができます。
- フォレスターの燃費について、具体的な数字は?
→現行モデルのフォレスターでは、ガソリンモデルの燃費は約13.6km/L、ハイブリッドモデルでは約14.0km/Lです。一方、新型のフォレスターでは、ガソリンモデルが約13.5km/L、ハイブリッドモデルが約18.0km/Lになる見込みです。 - 新型フォレスターのハイブリッドモデルの燃費は?
→新型フォレスターのハイブリッドモデルの燃費は18.0km/Lです。
まとめ
最終的に、フォレスターの新型モデルを取り上げました。新型車には賛否両論ですが、デザインや走行性能など、自身にとって最適な車を選ぶ喜びも大切です。アメリカの車デザインに魅力を感じる方や、従来モデルに不満を抱える方にとっては好評のようです。
デザインは個人の好みに左右される部分が大きいため、ご自身が心から満足できる車を選ぶことがポイントです。